ボキャブラリー
ボキャブラリーが死滅している
死滅していった理由は簡単で、誰にでもわかりやすい説明とやらを続けすぎるとそうなっていく気がする。また書き言葉でのみ用いられるような、音韻が膾炙されていない単語は殆ど使わなくなってしまった。話し言葉メインのアホのエクリチュールが完成されつつあり、非常に危機感がある。
誰にでもわかる言葉を使わねばならないということで、趣味の世界でのみ伝わるような複雑な概念を表す言葉も当然脳細胞から死滅しており、マジでやばい感じがある。(マジでやばい)
どうしたものか。
まあ書き言葉をもう少しどうにか取り戻せよというところがあるので、そのようにします。学生時代と比べると圧倒的に本を読まなくなった。ますますアホになっていく
言葉が使えないとアホなのか、という反論もあるだろうが、私は言語は思考に先立つと考えている派閥の人なので、そこには大きな溝があるものとして理解いただきたい。
剣術にしろ兵法にしろ、自分の動作を訓練する過程の初期段階では、身体感覚というよりは言語によるプログラミングが先立っている。慣れてきたらそれはセンスのようなものへと昇華されるので、プログラミングの過程を放っておいてもなんとかなったりするが、まあ理詰めで説明できないと今度は後続を育てられません。
絵画とかだとまた言語とは異なる記号(思考と表象をつなぐものくらいの意味)が用いられるのでしょうが、まあそれはまた別の話
というわけでもう少し頑張ります(ボキャ貧)