ぶりこらーじゅ

思いついたことを組み合わせて

ゲームにはまれなくなった話とロールプレイの話

昔は死ぬほどゲームしてたけど、今は全くしないという人結構いると思います、私もその口です。

 

なぜか。時間がないということであっさり結論が出てしまうかと思いますが、なぜか時間があってもやる気になりません。

おそらくあらゆるものが有限であるという意識が働いてるのです、私の場合は。時間はもちろんのこと、綿密にプレーするための頭の体力や集中力、そういったものが圧倒的に有限。

もう1つ。社会人全般に言えることかどうかはわからないですが、日頃の業務にあたっていて、磨耗していく、劣化していく能力の方が圧倒的に多いこと。肉体の衰えなんかがいい例でしょうか。私はそれに加えて文章力思考力がボロクソになって来ています。業務全般、つらいことやトラブルはあり、それで鍛えられる能力もあるにはありますが、どうしても絶対量が衰え>成長になり、そうするとゲームのキャラのレベル上げとかしてる場合じゃないなとなる。衰えを取り戻さなくては、という気分になります。人間は過去の栄光が捨てられない。

 

ここからまた別の話。

そうした自分の能力のマネジメントをしているうちに、自分はゲームのキャラなのかもしれない。という感覚が根付いてきているように感じます。キャリアプランとか結婚の年齢とか子供は何人欲しいとかそういうことを考えていると、自分が「真っ当ぽいサラリーマン」のロールプレイをしている気分になります。第三者として自分を操作しているわけです。これが奇妙な感覚なのか一般的なそれなのかはわかりませんが。

 

ロールプレイという表現、非常に今の状況に似つかしい。まあ仕事は個人ではなく担当主事としてやっているものだし、今後の家族生活も、ただ自分が「そこにある」だけでよかった子供の自分とはおさらばし、親なら親として、子なら子として、夫なら夫としての役割というものが生まれてくる年齢です。そのためのスキルアップも、私という個人ではなく、私に与えられた役割のために必要なものです。

私という個人はどこへ………という気持ちが高まってくると、離婚をしてしまったり仕事を辞めてしまったりするのでしょうか。ロールプレイされている私(役割としての私)と、ロールプレイをする私の境界がよくわからないことになると多分高まってしまうのでしょう。物語は慎重に選びましょう。